院長コラム

2017年4月5日

側弯症(そくわん症)について

側弯症(特発性脊椎側弯症)(とくはつせいせきついそくわんしょう)とは

背骨に横方向への歪みが起きて弯曲してしまう症状です。

ここでは、特発性側弯症について書いていきます。
特発性脊椎側弯症

特発性側弯症は現在の脊椎側弯症の80%以上を占め、原因は特定されていません。

発症年齢により

・乳幼児期側弯症(0~3歳)

・学童期側弯症(4~9歳)

・思春期側弯症(10歳以降)

に分類されています。

特発性側弯症では、思春期側弯症が最も多く、小学校高学年から中学生時代に多く発症します。

女子の発症率は男子の5~7倍高くなっています。

 

検査法

・立位検査
立位で肩の高さ、肩甲骨の突出、臀部の高さ、脊椎のカーブ等を診ます。

・前屈検査
手のひらを合わせて前屈をし、肋骨の高さの違いを診ます。

・レントゲン検査(病院での検査)
レントゲンで脊柱を撮影して、弯曲の角度を計ります。

 

側弯症チェックポイント

  • ・スカートのすそが平行でない
  • ・ズボンの丈が左右で違う
  • ・片方の肩が下がっている
  • ・肩甲骨が突き出している

 

治療法

現代医学では

・装具療法(コルセット)—弯曲角度25度以上

コルセットについて

・手術療法—側弯角度45度以上

・体操療法

・ホルモン療法
などがあります。

なんで背骨が曲がると肩甲骨が出るの?

側弯症が悪化すると肩甲骨が出っ張り、片側の肋骨が凹んでしまうことが多くあります。

本来、背骨は背中側から観ると真っ直ぐで、身体の横から見るとS字のようにカーブしています。

このS字カーブがクッションの役割をしています。

しかし、側弯症の症状が進むと本来のS字カーブが崩れてしまいます。

そして、背骨が曲がるとクッションの役割を補おうと背骨の一つ一つの骨が少しずつ回転し、背骨全体が捻れていきます。

この背骨の捻れによって肋骨が凹んだり、肩甲骨が出るように身体が歪みます。

当院の施術

肋骨の調整、背骨の調整など、全く痛みのない施術をいたします。背骨の弯曲とねじれを改善し、背骨をまっすぐに近づけていきます。

施術後テーピングもあわせて行うことで、施術の効果を高めます。

病院で手術を勧められる方でも当院の施術で改善しています。側弯症の手術を避けたいと思っている方もご相談ください。

優しい施術ですので、お子様からお年寄りまで安心して受けていただけます。

ビフォーアフター

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