院長コラム

2018年2月6日

側弯症(そくわん症)の手術について

側弯症(そくわん症)の手術について

側弯症の手術のリスク

出血

骨髄を手術するので出血量が多くなります。
手術前にためた自分の血液および手術中の回収血を使用しますが、それでも不十分な場合には輸血をすることもあります。
輸血をした場合、肝炎等に感染する可能性があります。

術後の疼痛

手術後数日間は激しい痛みを伴うため、疼痛を抑えるさえるために鎮痛剤を投与します。
この時使われる鎮痛剤はモルヒネのような薬剤であるため中毒性があります。

合併症

肺に水や血が溜まる(肺水腫や肺血腫)

このような合併症の場合には、ドレーンとよばれる管を約1週間入れ、肺に溜まった水や血を抜きます。

細菌感染

術後に細菌感染する可能性があります。

細菌が感染した場合、固定のために使用した金属を除去することがあります。

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